Substance Player

今日知った小ネタ。

Substance Playerというツールが有ります。

SubstanceマテリアルをViewingするためのツールなのですが、こちらから無料でDLすることが出来ます。

https://www.allegorithmic.com/download/download_free/6

このツールは.sbs, .sbsarを開くことが可能で、パラメータを変更することも可能です。

ただし保存はできません。パラメータを調整して保存する機能はありません。

もちろん、.sbsファイルのノードを変更することも出来ません。

しかし画像データとしてエクスポートは出来ます。

ライセンス的に問題がないSubstanceマテリアルであれば無料でテクスチャ画像が取得できるわけです。

さて、ここからが本題。

Substance DesignerではパラメータやPixel Processorの変数として時間を取得することが出来たりします。

[Get Float]ノードを関数内に配置し、プルダウンメニューから"$time"を選択するだけです。

しかしこの時間、SD上では確認する術はありません(少なくとも自分は見つけられませんでした)。

しかし、Substance Playerなら確認可能なのです。

そこで今回はいわゆるFlowMapを確認するためのSubstanceマテリアルを作成してみました。

以下からDLできるようにしています。

https://dl.dropboxusercontent.com/u/39588440/Substance/FlowMap.sbs

マテリアルの中身はこんな感じ。

sd140.jpg

下のPixelProcessorの中身はこんな感じです。

sd141.jpg

仕組みとしてはほんとに単純なFlowMapです。

入力画像とFlowMapは外部から与えることも可能ですが、デフォルトでは入力画像はチェッカー、FlowMapは回転するようにPixelProcessorで作成したものです。

では、これをSubstance Playerで読み込んでみます。

sd142.jpg

Substance Playerはこのようになっています。B2Mっぽい見た目ですね。

右側がパラメータで、入力画像とFlowMapは外部から読み込むことも出来ます。

下の方を見てください。

タイムラインと書かれている部分があるのがわかりますね?

この一番左の再生ボタンを押すと"$time"変数がタイムラインにそって変更されます。

これがPixelProcessorで使用されているので、FlowMapが正しく動くことになります。

また、テクスチャエクスポート時にタイムラインに沿って出力することが可能です。

sd143.jpg

[ビットマップでエクスポート]ボタンを押すとこのWindowが表示されます。

上の赤枠部分が時間に関するパラメータで、時間単位、開始・終了フレーム、FPSを指定することが出来ます。

これを利用することでプロシージャルなフリップブックアニメーションを作成することも出来るでしょう。

というわけで小ネタでした。